レシートって?
う~む。。
どうかしましたか?ポチ太くん。
今月の記帳をしているんですが、分からないところがありまして。。
どんなことですか?
僕はよく、ケーキ屋さんでおやつ・・もとい・・商品を買うんですが、買うとレジでレシートを発行してもらえるんです。
よくあることだね。
はい。それで、先日、自動車をリースで購入しまして、今月から銀行引落が始まったんです。
ほうほう、それで?
ですが、このような場合って、領収証は出ませんよね?
事業の経費にするためには、必ずレシートなどが必要だと理解していたのですが、今回のような場合は、どうすれば良いのでしょうか。
今回の場合は、購入時に締結した「リース契約書」などがあるはずだよ。
取引によっては、レシートが出ない場合もあるから、決して、レシートが無い=経費にできない、というわけでもないんだ。
なるほど!ケースバイケースでレシートないし、それに代わるものを用意する必要があるということですね。
その通り。
ところで、ポチ太くん。おやつはほどほどにね(ジッ
は・・はいぃ(ブルブル
【レシート】のお話のまとめ
日々の取引を記帳する場合、レシート・領収証などが必要となることが多いと思います。
しかし、取引や相手先によっては、レシートが出ない場合もあります。
例えば、
- (A) 自動販売機でジュースを買った
- (B) 冠婚葬祭で金一封を用意した
- (C) 請求書のみで、領収証は発行されなかった
- (D) 銀行へ借入金を返済した
などがあります。
そのような場合、レシートに代わるものを準備する必要があります。
具体的には、預金通帳の記録や、払込依頼書、売買契約書などが、それに当たります。
一方、レシートがあれば、全て経費にできるのでしょうか?
例えば、
- (E) 家族旅行に行った際の切符代
- (F) 少年マンガの書籍代
- (G) 自宅兼事務所の家賃代
などは、どうでしょうか。
上記Eについては、事業とは何ら関係のない支出のため、経費となりません。
上記Fについては、ポチ太くんのように、理容室の待合所に置いておくための費用であるならば、経費として認められるでしょう。
一方、農業を営んでいる方が購入したものであればどうでしょうか?
経費として認められないかもしれません。
上記Gについては、全額を経費とすることはできません。例えば、家事用と事業用とで、床面積等にて合理的に按分する必要があります。
以上のように、事業特性や個別事情等により、経費とできるレシート・できないレシートがあります。
ミスを防ぐためにも、こまめなレシート(およびそれに代わるもの)の収集・経費計上の慎重な検討をしましょう!
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